【D16 Decimort2】ビンテージマシンを再現・高品質ビットクラッシャー

ビンテージサンプラーを使ったようなローファイサウンドを作りたい…

普通のビットクラッシャーでは音質に満足できない…

このような悩みは高品質なプラグインを開発するD16 Groupの「Decimort 2」で解決

ビンテージハードウェアサンプラーの太くざらついた魅力的なサウンドを再現可能です。

ビットクラッシャーはデジタル臭さが残る印象がありますが、Decimort 2はディザリング・ジッター・イメージフィルターを調整することで簡単にナチュラルで音質の良いサウンドを作ることができました。

MPC,SP-1200等の名器から派手に歪ませたサウンドまでプリセットが豊富で、スピーディーに頭に思い描いているサウンドを作り出すことができるでしょう。

ヒゲマメ

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D16 Groupとは？

D16 Group Audio Softwareはポーランドを拠点とするソフトウェアカンパニーです。

ミュージシャンやプロデューサーに刺激を与える最高品質のバーチャルインストゥルメントを開発することを目的として2006年に設立されました。

Rolandの名器 TR-909,TR-808,TB-303,SH-101のクローンやキック専用シンセPuchBoxが有名です。

私もTB-303クローンの「Phoscyon」を愛用しています。

アナログ感が溢れ出る音質に加えて、高品位な内蔵ディストーション、加えてシーケンサーがとても優秀でループフレーズのアイディア出しに重宝しています。

Decimort 2の特徴

Decimort 2は高品質・超低エイリアシングなビットクラッシャーです。

ビット数・サンプルレートを下げた音（ハードウェアサンプラーの荒く太い音・ズタズタに歪ませた音・籠って温かみのある音など）の再現が可能です。

データ量を下げるだけでなくディザリング・ジッター・近似フィルター・イメージフィルター・フィルターで音の質感を詳細にコントロールできる点も優れています。粗いだけではない質感を表現できています。

こちらがデモ音源になります。

ドラムにかけてパンチを加えたり、リードシンセにかけてノイジーに歪ませたり、色々使ってみたくなるサウンドです。

Quantizer・Resampler

Quantizerでビット数・Resamplerでサンプリング周波数を調整（下げる）ことができます。

一番分かりやすくサウンドが変化するパラメーターです。

ディザリング

リサンプリング時に生じる歪みの発生を防ぐために少量のノイズを入力音に加える技術です。

ディザリングによって周期的な音の誤差を回避し、より滑らかな音にすることができます。

Approx filter・Image Filter

どちらもエイリアシング（サンプリング時のノイズ）量を制御するためのフィルター

Approx filter⇒リサンプリング処理「前」

Image Filter⇒リサンプリング処理「後」

ジッター

リサンプリング時のランダムなノイズの発生量を調整できます。

加えていくとノイジーな音へと変わっていきます。

フィルター

プリ・ポストを選択できるアナログライクなフィルターです。

Low pass・Band pass・High pass・Band rejectの4タイプ

DAWでオートメーションを書けば複雑なサウンドも表現可能です。

プリセット

ビンテージハードウェアサンプラー・歪み具合でソートすることができるプリセットは目的のサウンドを見つけやすいので使い勝手が良いです。

適するジャンルや使用アーティスト

ハウス・テクノ・エレクトロやヒップホップには最適です。

使用アーティストはDavid Guetta , Zedd等の大物DJも名を連ねています。

動作環境

Windows PC

Apple Mac

まとめ

高品質なプラグインを開発しているD-16 Groupの「Decimort 2」を紹介しました。

他のD-16 Group製品同様にとても高音質で、ビンテージハードウェアサンプラーのようなローファイサウンドを再現するにはぴったりなプラグインでした。

ダンスミュージッククリエイターであれば持っておいて損はないプラグインだと思います。

購入には最安で購入できる可能性が高く、シリアルキーの一元管理が可能な「Plugin Boutique」がオススメです。