Decapitatorレビュー|生々しいアナログ質感をプラスする最強サチュレーション

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ヒゲマメ

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楽器メーカー会社員で、DTM10年・楽曲制作・DJ活動をやっているヒゲマメです。当サイトは電子楽器・音楽制作情報を主軸に+αでガジェットを紹介しています。

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「音がデジタルっぽくて味気ない」「ミックスが平坦で立体感がない」・・・多くの音楽制作者が抱える悩みではないでしょうか?

そんな時に頼れるのが、Soundtoysのサチュレーションプラグイン Decapitator です。

5種の名器にインスパイアされたアナログ機材特有の温かみや倍音を自在に再現でき、わずかな彩りから強烈なドライブまで幅広く対応。

ミックス全体に生命力を吹き込み、聴き手を惹きつける存在感を加えてくれます。

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Decapitator概要

SoundtoysDecapitatorは、アナログアウトボードの温かみと倍音をデジタル環境でシュミレートするアナログサチュレーション・プラグインです。

音に厚みをほんのり加えるだけでなく、思い切ったエッジやアグレッションも自由自在に操れ、「トップミックスエンジニアの秘密兵器」として高い評価を得ています。

機能紹介 — クラシック×現代を一体化する仕組み

5種類のアナログサチュレーションモデル

Decapitatorの心臓部は、異なるキャラクターを持つ5種類のアナログモデルを自在に切り替えられる点です。

  • A:Ampex 350 Preamp(滑らかなチューブディストーション)
  • E:EMI Ingluenced TG Channel MKⅡ Preamp(豊かなロー、滑らかなトップエンド)
  • N:Neve 1057 Preamp(低域の重量感とエッジのあるミッド)
  • T:Thermionic Culture Vulture – Triode Setting(温かみとパンチ)
  • P:Thermionic Culture Vulture – Pentode Setting(ロー・ミッドへの倍音付加)

これにより、ビンテージな味付けから強烈な歪みまで幅広くカバーできます。

LOW CUT・TONE・HIGH CUT

サチュレーション前後の音質を整えるためのフィルターやトーン調整機能も充実しています。

  • Low Cut(Thump付き):低域を整理しつつ、必要に応じて太さをプラス
  • Tone:Dark~Brightで自在に調整できるチルトEQ
  • High Cut(Steep付き):不要な高域ノイズをカットし、滑らかさをコントロール

MIXノブ

サチュレーション処理後の音と原音をDry/Wetでブレンド可能。自然さを残しながら質感を加えるパラレル処理が可能です。

PUNISHスイッチ

+20dBのゲインを加えることで強烈なディストーションを実現。808キックやインパクトを重視した音作りに非常に有効です。

スタイル毎のおすすめ用途

  • A(Ampex 350 Preampタイプ)
     “厚み”や“破綻しそうなほどの倍音”をわざと崩したいキックやドラムに。迫力あるローエンドやリッチな質感が欲しい場面で頼れるモデル。楽曲に圧倒的な存在感を与えたい時に最適です。
  • E(EMI Ingluenced TG Channel MKⅡ Preampタイプ)
     透明感と滑らかさをキープしつつ音を“まとめる”のにぴったり。ボーカルやバスドラム、ギターなど、自然な彩り・まとまりを求めるミックスの軸に使いやすいスタイル。
  • N(Neve 1057 Preampタイプ)
     ギターや中域に力強さを加えつつ、温かみを出したい音源に向いています。Germanium トランジスタ特有のビンテージ感ある中低域が魅力です。
  • T(Thermionic Culture Vulture – Triode Settingタイプ)
     ドラムやパーカッションに温かくパンチのある“荒々しさ”を加えたい時に効果的。楽曲に躍動感をプラスするために最適な選択肢です。
  • P(Thermionic Culture Vulture – Pentode Settingタイプ)
     奇数倍音による“刺激的なイヤな質感”を狙いたい場面に。特にプリント的なサチュレーションやリード、エレクトロニックな音作りに応用しやすいスタイルです。

加えて、Punish モードは、バスや低域に対する強烈なパンチ効果を狙う時に使えば、存在感が格段に増します。

まとめ

Decapitatorは、デジタルミックスにアナログの魅力を吹き込むプラグインです。

5種類のクラシックモデル、柔軟なフィルターとトーン調整、MixノブとPunishスイッチによる表現の幅広さ…その組み合わせにより、あらゆる音源を一段上の存在感へと導きます。

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ミックスに自然な「生っぽさ・存在感」を加えたい人には欠かせない一本と言えるでしょう。

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