昨今、ハイレゾBluetoothコーデックに対応しているのは一部Androidのみで、一般的なPC・iPhoneシリーズは非対応です。
Bluetoothトランスミッターがあれば、差し込むだけで高音質なハイレゾ通信で音楽を聴くことができます。
製品名 | 対応コーデック | 特徴 |
---|---|---|
BT-11 | SBC, aptX, aptX LL, aptX HD, aptX Adaptive, aptX Lossless, LDAC | 定評のあるオーディオメーカー製 |
AK3040 PRO Ultra | SBC, aptX Adaptive, LDAC | コストパフォーマンス重視 |
QCC Dongle Pro | SBC, aptX, aptX HD, aptX Adaptive, aptX Lossless, LDAC | コンパクト設計 |
BT-W6 | SBC, aptX, aptX HD, aptX adaptive, aptX Lossless, LC3, LC3(Gaming Audio Profile) | LC3対応 |
BTD 700 | SBC, aptX, aptX adaptive, aptX Lossless, LC3 | Sennhaiserイヤホンにオススメ |
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aptX adaptiveとは?
aptX Adaptiveはクアルコムが開発した高音質・低遅延を実現した最新のコーデックです。
有線からの置き換えとして、市場を牽引するBluetooth®無線における音楽リスニング・動画視聴・モバイルゲーミングのユースケースに対応するためにクアルコムが開発したコーデックaptX™ Adaptiveは、高音質、低遅延、音途切れに対する接続性能を兼ね揃えたコーデックであり、無線受信環境の変化に合わせて自動的にビットレートを調整し音途切れを回避するため、厳しい無線環境下での音質維持が可能で、最適なオーディオ品質をユーザーに提供するために設計されている。
日本オーディオ協会 Qualcomm® aptX™ Adaptiveコーデックの紹介 より引用
データ伝送上限は 24bit / 96kHz
高音質ながら通信環境が悪い場合は音質を落とすことで、安定した接続も実現しています。
クアルコムはワイヤレス通信半導体で世界最大のメーカーで、スマホ向けCPUのシェアは37.7%(2021年)でトップです。
クアルコムはこれまでにBluetoothコーデックを4つ開発しています。
コーデック名 | 量子化ビット数 サンプリング周波数 | 特徴 |
---|---|---|
aptX | 16bit / 48kHz | Androidの標準コーデック |
aptX LL(Low Latency) | 16bit / 48kHz | 低遅延コーデック 動画視聴やゲーム向け |
aptX HD | 24bit / 48kHz | aptXから音質を向上させたコーデック |
aptX Adaptive | 24bit / 96kHz | 可変ビットレートで 高音質・低遅延を実現したコーデック |
aptx adaptive対応のイヤホンやスマホ端末が製品が増え、使い易くなっているので音質にこだわる方には是非利用して見てください。
FIIO , BT-11

ポーダブルオーディオ機器メーカーFIIOから発売されているBT-11です。
高品質なDAC・オーディオプレイヤー等は、オーディオマニアからも定評があり音楽好きとしては安心感があります。
コーデック(LED色) | SBC:青 aptX / aptX LL:紫 aptX HD:黄 LDAC:白 aptX Adaptive / aptX Lossless:緑 |
eppfun , AK3040 PRO Ultra

Bluetooth接続関連の製品を開発しているeppfunのUSB-C トランスミッター(AK3040 PRO Ultra)
スタートアップ企業らしくHPの作りが雑だったり若干怪しさは残ります。笑
コーデック(LED色) | SBC:青 LDAC:紫 aptX Adaptive:赤 |
Questyle , QCC Dongle Pro

Questyleから2025年5月30日に発売されたQCC Dongle Pro
AppleのMFi認証(Made for iPhone/iPad)を取得しておりiPhoneでの動作は安心です。
コーデック(LED色) | SBC:青 aptX Adaptive / aptx Lossless / LDAC:赤 |
CREATIVE , BT-W6

PC周辺機器メーカーのCREATIVEから発売されているBT-W6
メーカー直販サイトでのみの販売です。
最新のLC3コーデックに対応している点が優れています。
コーデック(LED色) | SBC:青 aptX:緑 aptX HD:オレンジ aptX adaptive:紫 aptX Lossless:黄 LC3:白 LC3(Gaming Audio Profile):マゼンタ |
Sennheiser , BTD 700

コーデック(LED色) | SBC:白 aptX・aptX adaptive:ピンク aptX Lossless:紫 LC3:青 |
BTD 700は、Sennheiserのイヤホンを使用している人は、同じメーカー同士で安定した接続が見込めるのでおすすめです。
ヘッドホン・イヤホンの老舗で、信頼できるブランド力があります。
iPhone14以前のLightning端子で使用するためには?
この記事で紹介するのはType-C端子のためiPhone 15以降であればそのまま接続可能です。
iPhone14以前の場合は、Lightning端子のため別途アダプタが必要です。
供給電力が十分でなくトランスミッターが起動できないケースもあるので注意が必要です。
このアダプタはトランスミッターを起動することができましたが、大分長さがあり不格好です。。。

接続可能かは未確認ですが、Audirect, LTOC OTG ADAPTERの方が横方向にだせるので良いかもしれません。

まとめ
製品名 | 対応コーデック | 特徴 |
---|---|---|
BT-11 | SBC, aptX, aptX LL, aptX HD, aptX Adaptive, aptX Lossless, LDAC | 定評のあるオーディオメーカー製 |
AK3040 PRO Ultra | SBC, aptX Adaptive, LDAC | コストパフォーマンス重視 |
QCC Dongle Pro | SBC, aptX, aptX HD, aptX Adaptive, aptX Lossless, LDAC | コンパクト設計 |
BT-W6 | SBC, aptX, aptX HD, aptX adaptive, aptX Lossless, LC3, LC3(Gaming Audio Profile) | LC3対応 |
BTD 700 | SBC, aptX, aptX adaptive, aptX Lossless, LC3 | Sennhaiserイヤホンにオススメ |
ハイレゾ音源は、声や楽器の音量変化が繊細で演奏空間の空気感を鮮やかに感じます。
楽曲の良さにハッとする機会が増えたり、聞こえなかった楽器の音を発見できて非常に満足度が高いです。
音楽好きの方には、是非ハイレゾで音源を聴いて欲しいです。

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どこでもハイレゾ音源を楽しめるのは、とても素晴らしいですね!
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7 件のコメント
有意義な情報ありがとうございます。
MOMENTUM True Wireless 3 のaptx adaptiveを最大限に活かしたいと思っているんですが、iPhoneの音楽ファイルはAACのままでいいんでしょうか?FLACにした方がいいのでしょうか?
コメントありがとうございます!
結論から言うとFLACの方が良いです!
それぞれの違いは下記になります。
AAC⇒非可逆圧縮で元データに対してロスがあります。データ容量は小さい
FLAC⇒可逆圧縮で元データに対してロスがありません。データ容量は大きい
教えていただきありがとうございます。
そうなると、SDカードが必要そうなので、ウォークマン➕トランスミッターも検討しないといけませんね。
ストレージ容量的にということでしたらapple musicやamazon music unlimitedではハイレゾ音源(FLAC等のロスレスオーディオ)がストリーミング(端末に保存しないで都度ダウンロード)で聞けますので必ずしもストレージが必要というわけではありません。でも結構データ通信料は食います…
なので私はよく聞く曲はオフラインで聞けるようダウンロードして、たまに聞く曲はストリーミング的な使い方をしています。利用しているのはAmazon music unlimitedです。