ミキシング・マスタリングを行う際には、まずは目指す品質の基準となるリファレンス曲の分析が不可欠です。
その分析・比較作業を効率的に行えるプラグインReference 2をご紹介致します。
聴覚頼りでは難しい作業のビジュアル化、比較条件の均一化、素早い楽曲の切替等の機能で強力にサポートしてくれるツールです。
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1500件以上の購入レビューで平均評価☆5の非常に高評価なプラグインです。
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Reference 2の概要
Reference 2はマスタリング関連プラグインを専門に開発するMastering the Mixによって開発されました。
Reference 2の機能は大きく分類すると以下の3点です。
- 最大12曲のリファレンス曲と制作中楽曲の素早い切替え
- 音量の均一化
- ピーク、ラウドネス、EQバランス、パンチ(圧縮)、ステレオ幅の視覚的
主要な機能
オリジナル/リファレンスボタン ~楽曲の切り替え~
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中央のボタンを押すとオリジナル(制作中の楽曲)/リファレンスの切り替えが可能です。
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リファレンスは12曲まで追加でき、タブをクリックすることで瞬時に切り替えが可能です。
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リファレンストラックの波形をドラッグし範囲選択することでループ範囲を設定可能です。
ループ範囲をクリックするとDAW再生時にはループされ、画面下部にはループ範囲の解析結果が表示されます。
リファレンスの参考にしたいパートを絞って解析することで、ピンポイントに音のイメージを定めて作業を進めることができます。
レベルマッチ ~音量を同条件に揃える~
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波形右下にある[ LEVEL MATCH ]をクリックすると、製作中楽曲とリファレンスの聴覚上の音量が正確にマッチします。
人間は音量が大きいほど低音がより豊かで高音域が明瞭であると錯覚するため、音量をマッチさせることは比較作業を行う上でとても重要です。
レベルライン ~EQバランス比較~
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レベルライン(白いライン)は制作中楽曲/リファレンスの周波数帯域毎の音量差を示します。
この画像では製作中楽曲の低域をカット・高域をブーストする必要があることを表しています。
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EQ画面をドラッグで範囲指定するとその周波数帯域のみを聴くことができます。
ステレオ幅
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製作中楽曲/リファレンスの周波数帯域毎のステレオイメージを表しています。
このプラグインを使用するまでステレオイメージに意識が向いていなかったので良い発見でした。
パンチドット ~コンプレッションの比較~
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製作中楽曲/リファレンスの周波数帯域毎のコンプレッションの度合いを表しています。
再生時にはドットラインが〈中心に向かう〉 or〈 外側に向かう〉アニメーションが表示されます。
〈中心に向かう〉⇒製作中楽曲はさらにコンプレッションする必要がある
〈外側に向かう〉⇒製作中楽曲はコンプレッションされすぎている
まとめ
Reference 2は、聴覚頼りでは難しい作業のビジュアル化、比較条件の均一化、素早い楽曲の切替等の機能で強力にサポートしてくれるツールです。
各機能を使いリファレンスとの差異を明確にしミキシング・マスタリングすれば、自身の楽曲のクオリティがさらに一段階向上します。
熟練のエンジニアではない我々が、自身でミキシング・マスタリングを行う場合は、リファレンスプラグインは必須といえるでしょう。
マニュアルは英文ですがWebページなのでブラウザの翻訳機能を使えば簡単に理解できました。
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