【iPhoneで使えるaptX adaptiveトランスミッター】BT-W4レビュー

4 min
BT-W4をiPhoneに接続
ヒゲマメ

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楽器メーカー会社員で、DTM10年・楽曲制作・DJ活動をやっているヒゲマメです。当サイトは電子楽器・音楽制作情報を主軸に+αでガジェットを紹介しています。

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CREATIVEのBluetoothトランスミッター『BT-W4』をレビューします。

BT-W4を買った理由は、ワイヤレスイヤホンでハイレゾ音源を聴きたかったからです。

BT-W4は、超小型ながら『aptX adaptive』(ハイレゾBluetoothコーデック)で通信できるUSB接続のBluetoothトランスミッターです。

Amazon Unlimited Music , Apple Musicで価格据え置きのままハイレゾ音源の配信が開始されました。手軽にハイレゾ音源を聴けるようになって素晴らしいですよね。

しかし、ワイヤレスで視聴する場合はイヤホン・再生端末がハイレゾBluetoothコーデック対応でないと伝送時に音質が下がります。

ハイレゾBluetoothコーデックに対応しているのは一部のAndroidのみで、一般的なPC・iPhoneシリーズは非対応です。

ヒゲマメ

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iPhoneユーザーなので、ワイヤレスではハイレゾの恩恵を受けられず…

と思いきや…変換アダプタでiPhone 14に接続することができました!

iPhone 14以前のモデルで使用するには、こちらの変換アダプタが必要です。
※Apple純正変換アダプタはNG

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aptX adaptiveとは?

aptX Adaptiveはクアルコムが開発した高音質・低遅延を実現した最新のコーデックです。

有線からの置き換えとして、市場を牽引するBluetooth®無線における音楽リスニング・動画視聴・モバイルゲーミングのユースケースに対応するためにクアルコムが開発したコーデックaptX™ Adaptiveは、高音質、低遅延、音途切れに対する接続性能を兼ね揃えたコーデックであり、無線受信環境の変化に合わせて自動的にビットレートを調整し音途切れを回避するため、厳しい無線環境下での音質維持が可能で、最適なオーディオ品質をユーザーに提供するために設計されている。

日本オーディオ協会 Qualcomm® aptX™ Adaptiveコーデックの紹介 より引用

データ伝送上限は~24bit / 96kHz(2021年秋に拡張)
※BT-W4は24bit / 48kHzまで

高音質ながら通信環境が悪い場合は音質を落とすことで途切れにくさも実現しています。

クアルコムはワイヤレス通信半導体で世界最大のメーカーで、スマホ向けCPUのシェアは37.7%(2021年)でトップです。

クアルコムはこれまでにBluetoothコーデックを4つ開発しています。

コーデック名量子化ビット数
サンプリング周波数
特徴
aptX16bit / 48kHzAndroidの標準コーデック
aptX LL(Low Latency)16bit / 48kHz低遅延コーデック
動画視聴やゲーム向け
aptX HD24bit / 48kHzaptXから音質を向上させたコーデック
aptX Adaptive24bit / 96kHz可変ビットレートで
高音質・低遅延を実現したコーデック

aptx adaptive対応製品が増えてきて使いやすくなってきたので、音質にこだわる方には是非利用して見てください。

本体・同梱品・仕様

内容物
  • BT-W4本体
  • USB C to A変換アダプタ
  • マイク
  • 説明書
  • 保証書
対応コーデックaptX Adaptive・aptX・SBC
コーデック切替自動(最適コーデック)
ワイヤレス オーディオ解像度最大24bit/48KHz
接続デバイス切替可能(最大4つまで)
対応プラットフォームPC、Mac、PS5/PS4、Nintendo Switch
通信距離最大約50m
アプリ対応Creative アプリ(Windows)
USB ポートUSB-C(USB-A変換付属)

USB端子に挿すだけで簡単に使える

接続端子はUSB Type-Cです。

PCに差し込むだけで、手持ちのワイヤレスイヤホンと接続できました。

2週間程使用して音切れ・接続されない煩わしさは今のところありません。うたい文句通り、接続が安定していますね。

最大4台までデバイスを接続でき、側面のボタンで端末を簡単に切り替えることができます。

付属の変換アダプタを用いればUSB Type-Aにも接続可能

iPhone 15でも使用可能

iphone 15ではUSB-C端子を採用しているためBT-W4をそのまま接続可能です。

iPhone 14以前のモデルで使用するには変換アダプタが必要です。

Apple純正の変換アダプタでは、電力不足でBT-W4を起動できないとの情報がありましたので注意してください。

こんな紙が同梱されていました。

星5レビューしてみたところ、本当に1000円ギフト券もらえました。

(サクラレビューが横行しそうなこの方法の是非は不明です。笑)

iPhoneに取り付けた状態です。かなり飛び出て不格好ではあります…

aptX Adaptive接続を示す紫色に点灯しています。
※iPhone本体のBluetoothと接続してしまうので、iPhoneのBluetooth機能はオフにしてください。

接続したイヤホンはSennhaiser,Momentum True Wireless 3

後日、この状態でポケットにいれたまましゃがんだら変換アダプタを折ってしまいました…

ヒゲマメ

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折らないように気を付けてください。

Amazon Musicのアプリ上でもハイレゾで接続できていることが確認できました。

ハイレゾ音源は、声や楽器の音量変化が繊細で演奏空間の空気感を鮮やかに感じます。

楽曲の良さにハッとする機会が増えたり、聞こえなかった楽器の音を発見できて非常に満足度が高いです。

音楽好きの方には是非ハイレゾ音源を聴いて見て欲しいです。

ヒゲマメ

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どこでもハイレゾ音源を楽しめるのは、とても素晴らしいですね!

PCではCREATIVEアプリを利用可能

PCではCREATIVEアプリを利用可能です。

詳細な設定・ドライバー/ファームウェアの更新が可能です。

音質の設定・接続端末の切替
オーディオ解像度の設定
録音解像度の設定
その他設定

まとめ

ハイレゾBluetoothコーデック【aptX adaptive】に対応したCREATIVE , BT-W4をレビューしました。

差し込むだけで簡単にハイレゾ接続ができるのは便利ですね。

接続も安定しており、ストレスなく高音質で音楽を楽しむことができました。

ヒゲマメ

ヒゲマメ

個人的にはiPhoneにaptX adaptive接続ができるようになったことが一番嬉しいです。

ハイレゾ音楽をサブスクで楽しむならAmazon Unlimited Musicが楽曲数1億曲・ハイレゾ楽曲数700万曲と最多なので一押しです。

こちらの記事でハイレゾ対応のサブスク音楽サービスを比較しています。

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7 件のコメント

  1. 有意義な情報ありがとうございます。
    MOMENTUM True Wireless 3 のaptx adaptiveを最大限に活かしたいと思っているんですが、iPhoneの音楽ファイルはAACのままでいいんでしょうか?FLACにした方がいいのでしょうか?

    • コメントありがとうございます!
      結論から言うとFLACの方が良いです!
      それぞれの違いは下記になります。
      AAC⇒非可逆圧縮で元データに対してロスがあります。データ容量は小さい
      FLAC⇒可逆圧縮で元データに対してロスがありません。データ容量は大きい

      • 教えていただきありがとうございます。
        そうなると、SDカードが必要そうなので、ウォークマン➕トランスミッターも検討しないといけませんね。

        • ストレージ容量的にということでしたらapple musicやamazon music unlimitedではハイレゾ音源(FLAC等のロスレスオーディオ)がストリーミング(端末に保存しないで都度ダウンロード)で聞けますので必ずしもストレージが必要というわけではありません。でも結構データ通信料は食います…
          なので私はよく聞く曲はオフラインで聞けるようダウンロードして、たまに聞く曲はストリーミング的な使い方をしています。利用しているのはAmazon music unlimitedです。

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